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2020年10月19日月曜日

老兵は死なず、ただ消え去るのみ

アジア3鯖は、24時間以内にクリア完了となる。

前回の記事は身内向けだったため、削除した。方針が定まらず、しかもこれ以上時間をかければ対外的にまずかったので、決断を促す目的だった。最終的に「個々人の判断で」という宣言がなされた。

久しぶりのJP鯖だったので忘れていたことが多々あり、個人的に随分判断ミスをしたように思う。その一つに「戦争に対処するよりも仲間内の和を優先する姿勢」の強固さがある。今回は最序盤から仮想敵が明確に存在し、敵は複垢を用いているので、どの勢力も単一での対抗は不可能である。

我々自身もまた、西方の日本人同盟と早期に合流を図った。今後想定される戦争に対処しようと考えるなら合理的な判断であり、これは適切な措置だった。問題はその後にある。

西方の日本人同盟は「仲間内の和を優先する」同盟であり、これは予期していたことだった。否、JP鯖の面々は基本的にこの姿勢であり、時に目前の戦争に対処することを放棄することすらあった。そして、彼らが、東方の日本人同盟と過去に何かしらがあり、遺恨があるらしいと聞いた時には、内実を伴った早期の連合は難しいだろうと思っていた。

まあ、ここまでは予期どおり、昔のJP鯖を知っているなら誰でも分かることであり、驚くことでもない。この姿勢は海外鯖でも貫かれ、逆に不信を得るという不思議な事態を招来させていた。戦争に対処するための要請を無視することもしばしばあったのだ。

私にとって想定外だったのは、我々自身もそうであった点である。もともと目的を持ってディスコードでメンバーを募集し結成されたのが我々である。目的は「日本人勢力がWWを建てる」というところにあった。つまり私は、我々自身を目的を達成する集団即ち機能集団であると捉えていた。これが誤認識だった。というより、そう捉えていたのは私だけであったらしい。

結局、戦争に対処するよりも仲間内の和を優先する姿勢が、方針をグラグラさせ、中途半端な姿勢となり、対外的には不信を煽ることになり、そして最終結論が「個々人の判断で個々に進退を決める」ということになったわけである。

それはそれでよい。少なくともそれで対処できるうちは。問題は、今回の敵に対処し切れるかどうかであろう。そしてそれは、残ったメンバーが判断することである。

次の失敗は、登録前の想定と全く異なる状況だったことである。一つは日本人同盟が我々を含めて3つも存在したこと、もう一つは仮想敵の強大さと方角にあった。想定と違った時点で当初目的を即座に放棄すべきだった。WWどころかそこまで生存できるか非常に疑わしくなったからである。

当初目的を放棄しなかったことで何が起こったかといえば、ナタールエリアへの移民である。それ自体は問題ではない。問題はこれがWWを建てるためのもので、将来絶対に起こるであろう戦争のためではなかった点だ。そうでありながら、状況からしてWWを建てるのが極めて困難であることは認識されていた。これらの矛盾が、方針をグラグラさせた要因であったと見ている。

目的を喪失しながら、かといって当初目的を放棄しなかったことで、すべてが中途半端となった。この状態で戦争などできるわけがないため、何らかの結論を出すために前回の記事(削除済み)を書いたり、議論したりしていた。

個人的に失敗したな、という点は以上である。とくに「戦争に対処するよりも仲間内の和を優先する」姿勢に対して見誤ったのは個人的に痛い。昔、まだJP鯖にいたころ、そうではない同盟を作ろうと躍起になったことが思い出された。そうした同盟を作るのは事実上不可能である、というのが私の結論だ。理由は割愛しよう。

今回クリアという判断を下した主な理由は、戦争に対処させるために仲間内の和を優先せずにいた結果、孤立気味になったことである。まあしかたない。リアル事情もあったのでこのあたりで撤退するのが最適だという考えもあった。

最後に、初期メンバー12名とすべての日本人同盟員の幸運を祈る。また、別鯖で会おう。