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2020年3月4日水曜日

首都の役割

首都の役割は、最終形で語られることが多いのですが、途中経過は語られることがありません。最終形としては軍事村、兵士置き場とされることが多い。

首都は時期によって、資源村→資源村&偵察村→軍事村 or 兵士置き場と役割が変わります。

移民後、即首都化し、ALL12〜14にします。この時点の首都は、メインの資源村となります。市場20&貿易事務所10も建てておきます。この時点まで、3村目以降を開拓する必要はありません。初期村は移民後育てず、全資源を首都に輸送します。

次に3村目を開拓します。祝賀会をしなくてもCPは貯まっているはずです。メインの資源村である首都の資源を使って、3村目を資源村(ALL10&市場20&貿易事務所10を完備)として育てます。

3村目を資源村として育てたら、4村目を開拓します。時期によってはCPが貯まっていないので、首都と3村目は大祝賀会を開催します。以後、常時開催状態にします。

4村目も、3村目と同様に資源村として育てます。今度は首都と3村目から資源を輸送します。育てたら、4村目でも大祝賀会を開催します。5村目以降はこの繰り返しです。

フル回しの時期が近づくころ、首都で偵察兵を500以上生産します。この時期の役割は資源村&偵察村です。同時に初期村と首都以外の資源村のうち、いくつかの村では兵舎20を建て、防御村化します。

フル回しの時期が来たら、首都(と防御村)は軍事村として造兵を開始します。ちなみにこの時期までに戦争が起きそうなら、内政を一時中止し、兵舎20を緊急建築します。ALL12〜14まで育っているので、資源は充分にあり、即座にフル造兵に入れます。

多くの人は首都を、序盤における重要な資源村と位置づけていません。最大の理由は課金量でしょう。なので、課金量によっては大農ではなく中農を首都にしたほうがよいです。私は無課金時代が長かったので知っていますが、大農を活かしきれません。最終的な軍事費の観点から首都大農が良いと聞きますが、現実にはそこまでの兵力を作れません。

兵力維持の代替手段は他にもあるので、思い切って中農以下にするほうがよいでしょう。そもそも首都大農であっても、麦の大幅マイナスを避けられません。首都大農を活かしきれるということは課金しているのですが、兵力もそうでない人よりは持っていますから、相対的なしんどさは変わらないのです。

「最終的に維持費が楽になること」よりも「序盤において首都をメインの資源村として活かしきれるか」のほうがはるかに重要なのです。

多少なりとも課金する人は、完走までするのなら、秘宝までの期間に金貨を使ったほうが見返りが大きい、と私は考えています。秘宝以後は、ALL14以上の首都と複数の資源村があるので、金貨消費を抑えつつ、それなり以上の活躍ができます。兵力的にも、秘宝までに作った兵力が基幹兵力となります。鯖全体としてトータルの課金量を抑えることが充分に可能です。

2020年3月1日日曜日

複数村で造兵できるという幻想

アタッカーになくてディフェンダーにある幻想—それは「複数村で造兵できる」という幻想です。

確かに防御兵は複数村で造兵可能です。仕様上、攻撃兵は1村の兵力が重要ですが、防御兵は集結可能なために、複数村で造兵することで兵力を増強できます。仕様上も理論上も問題ないように見えますが、現実は簡単ではありません。

多くの人は、防御村の構築コストを計算に入れていません。歩兵だけ造兵するにしても、兵舎20、鍛冶場20は必要で、実運用を考えれば、闘技場10〜20も必須です。複数村で防御兵を生産する場合、必然的に歩兵が主体となるため、移動速度は極めて重要になります。専属DFの場合はその性質上、移動速度を無視してもいいですが。

構築コストは極めて高く、これらを完備した村の量産は容易ではありません。

ちなみに、複数村で造兵できるのだから兵舎は必ずしも20でなくてよい、という主張を聞くことがあります。こういった主張をする人は、敗戦末期の状態を目指しているのでしょうか。兵舎19以下で造兵しなくてはならない状況とは、そういった戦況を指します。それが必要な場面は例外的に存在しますが、初めから目指すべき姿ではありません。

あるいは、無課金・微課金の場合はやむを得ない、という主張も聞きます。それは違います。むしろそういった人こそ、1村の「兵舎20、鍛冶場20、闘技場10以上の防御村」を作るべきで、中途半端な防御村を複数作ろうとするべきではありません。たいていの場合、それは首都です。課金の度合い、IN率に関わらず、私と友人は大勢に「首都をしっかり育てるように」と提案しています。この提案は極めて有効で、これを実践すると、初心者でも活躍します。

したがって、仕様上、防御兵は複数村で造兵可能ですが、構築コストの観点から、必要施設を完備した防御村の量産は困難であり、だからといって必要水準を満たさない中途半端な防御村を複数揃えても、実運用上(つまり戦争)においては使い物になりません。それよりは、1村でいいので、必要施設を完備した防御村を育て、造兵し続けるほうが、戦争では有効なのです。